~2024年7月のお菓子~

~2024年7月のお菓子~
ヴェリーヌ ペシュ ペシュ
Verrine Pêche Pêche

 夏到来!桃尽しのヴェリーヌの登場です!
白桃のバヴァロワ、白桃のコンポート、ミント風味の白桃のジュレ、フランボワーズのクーリを層にし、クレーム・シャンティー、ベルローズ、フランボワーズのペパンで仕上げました。
たっぷりの白桃の清涼感と甘い香りに、フランボワーズの酸味がアクセント。

¥756(本体価格¥700)

◆桃◆
 丸い果実は大抵まんまるですが、桃には割れ目といいますか、縦に筋のような線が入っています。これを「縫合線」といいます。一枚の心皮(雄しべを構成する葉で胚珠を内包、花後果皮となる)が両側から巻き込み、両縁が合わさった繋ぎ目の名残で、これにより桃はお尻を連想させ、「桃尻」という言葉が生まれました。本来は、実の尻(実際には頭)が尖っていて座りが悪いことから、①乗馬が下手で鞍に尻が安定しないこと ②尻が落ち着かないこと という意味ですが、現在では桃のような丸い理想的な形のお尻を「桃尻」と表現するのが一般的なようです。
 1968年東大紛争下の駒場祭ポスターのコピー「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」で注目された橋本治は、1977年小説家デビュー、1987年、当時のギャル語を使った『桃尻語訳 枕草子』(河出書房新社)がベストセラーとなります。「春って曙よ!」で始まる名訳には驚きました。「いとをかし」は「たまんないわねッ!」、宮仕への「女房」は「キャリア」。時はバブル期、自分らしくイキイキと働き、人生を謳歌し始めた女性たちに、清少納言の鮮烈な感性は一千年を一飛びに超えて蘇ります。
 NHK大河ドラマ「光る君へ」が評判です。賛否あるかと思いますが、吉高由里子は清少納言に近いように感じます。

季節、お店によって、お取扱いの無いものもございます。あらかじめご了承下さいませ。

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